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底冷えは健康の敵? かしこい暖房器具の使い方とは? 冬の住まいの寒さ対策

日々最低気温が更新され、本格的な冬の訪れとともに、暖房器具が出動する時期がやってきました。とはいえ、「暖房」は光熱費の中でも大きな割合を占める存在ですから、なるべく無駄な使い方はしたくないもの。

暖房器具それぞれの種類と特長を把握し、冷気を遮断して暖房効率を上げるなど、手軽でかしこい寒さ対策について考えてみました。

violetblue/shutterstock.com

■ 暖房器具の種類

こたつ、エアコン、ファンヒーター、ストーブ…。暖房器具にもいろいろありますが、「暖め方」を軸にすると、大きくは「部屋全体を暖める」「人の体を直接暖める」の二種類に分けられます。各々にメリット、デメリットがあることをまず押さえておきましょう。

■ 部屋全体を暖める暖房器具

1.温風で暖める(対流式)ファンヒーター、エアコン

Wstockstudio/shutterstock.com

【メリット】
●立ち上がりが早く、部屋全体を素早く暖める
●初期投資が少ない(賃貸物件ではエアコン備え付けの場合が多い)
【デメリット】
●温風が身体に当たると不快に感じる
●肌や鼻、咽喉が乾燥しやすい
●ホコリが舞いやすい
●住まいにより、石油ストープの使用に制限があることが多い
●足元が暖まりにくい

2.遠赤外線で暖める(輻射式、自然対流式)ストーブ、赤外線ヒーター(電気ヒーター)、パネルヒーター、オイルヒーター、床暖房

cunaplus/shutterstock.com

【メリット】
●遠赤外線ヒーターは立ち上がりが早い
●無風なのでホコリが舞いにくい
●温かさが柔らかく優しい
●足元・下半身が暖まるので、暖を感じやすい
【デメリット】
●部屋全体を暖めるのに時間がかかる
●導入コストが高い(床暖房)
●ランニングコストが高いものもある(オイルヒーター)

■ 体を直接暖める暖房器具

ホットカーペット、こたつ、電気あんか

Tupungato/shutterstock.com

【メリット】
●短時間で暖を感じることができる
●省エネしやすい(充電式あんか)
【デメリット】
●暖める範囲が狭い
●低温やけどの恐れがある

■ ライフスタイルや体調に応じて「暖め方」を選ぶ

一日中在宅しているのか、あるいは朝晩だけか。その部屋での過ごし方(家事、仕事、勉強)、体調の良し悪しなど、適切な暖房はその時の状況によっても変わってきます。

いずれにしろ、「部屋全体を暖める」「身体を直接暖める」二種類の暖房器具をじょうずに「組み合わせる」ことが、快適な環境への近道といえます。安全性と効果とコスト、それから快適さのバランスを図りながら、暮らしに取り入れるようにしましょう。

■ 冷気を入れない工夫

冷気の入り口となる屋根、壁、窓、床、ドアは、それぞれの断熱性能と建物のスペックにより大きく条件が異なり、環境も様々。とはいえ、日々の暮らしの中で講じられる工夫もあります。

1)カーテンは窓全体を覆う

AfricaStudio/shutterstock.com

見た目は美しくありませんが、特に開口部が大きな掃き出し窓(床まである、ベランダなど屋外との出入り口になるような窓)などの場合は、床に付くくらいの長さのカーテンの方が、部屋の中に冷えが入りにくくなります。

掃き出し窓ではない場合にも、なるべく大きめに窓全体を覆えるサイズ感のカーテンを。「隙間風」はなくても、外気で冷えた窓ガラスに、部屋の暖かな空気が触れて冷えると冷気のように感じられるので、なるべく触れないようにすることが大切です。新しくカーテンを購入する際には、洗濯での縮みを想定し、長めにしておきたいところです。

ただし、床にカーテンが付くとダニが付きやすいのが悩ましいところです。冬季以外はアジャスターで短めに調整したり、安全ピンなどで丈を上げておいたりした方が清潔です。

また、カーテンの丈が足りない場合やカーテンを床につけたくない場合は、大きめのタオルや、使い古したバスタオルなどで構わないので、家にある大きめの布をカーテンの裾に安全ピンで留めて足し、長さを出して冷気を防ぎましょう。垂れた結露水などでバスタオルが濡れることがあっても、すぐ洗濯できて便利な方法です。

屋内での寒暖差がある場合は、屋内ドア前などに突っ張り棒で吊るなどして、同じように「カーテン」を垂らすのも冷気予防になりおすすめです。カーテン生地ではなく、洗い替えのシーツや、マルチカバーなどでも代用できます。

布の吊れない水気の多い浴室から入る冷気の予防には、市販の「シャワーカーテン」が活用できます。「シャワーカーテン」は100円ショップでも購入できます。これも窓際、出入り口などに突っ張り棒で備え付けます。

2)窓ガラスに断熱シートを貼る

AndreiDaubar/shutterstock.com

市販の「断熱シート」を窓ガラスに貼り込みます。以前、紫外線対策や、空き巣対策としても「窓フィルム」をお勧めしましたが、夏の「遮熱」・「UVカット」、冬の「断熱」、防犯として「ガラス飛散防止」、これらすべてを兼ね揃えた商品も販売されています。

3)床の冷気を最小限に抑える

外気に面した開口部の多い「角部屋」や、地面からの冷気が伝わりやすい「一階」が底冷えに悩まされやすいと言われています。

●フローリングはマットやシートで断熱効果アップを

CJansuebsri/shutterstock.com

床材によって冷気の感じやすさは異なり、「フローリング」は、とくに寒さを感じやすいと言われています。フローリング床には、
・コルクなどの中空構造のマットを敷く
・衝撃吸収性の高いジョイントマットを敷く
・布団を敷く下に断熱シートを敷く
といった「敷物」での対処が主になります。掃除のしやすさなども考慮し、ライフスタイルに合った使いやすいものを選ぶようにしましょう。

●畳はラグやカーペットの衛生管理に注意

ChalermponPoungpeth/shutterstock.com

風を通して冷気を感じやすい「畳」は、冬に多い「結露」が揮発時に熱を奪い、底冷えに影響するので注意したいところです。
畳の上にラグやカーペットなどを敷くのは、ダニ発生を促しやすいため注意が必要なのですが、あまりにも冷えが辛い場合には、こまめに掃除しながら清潔さを保ちましょう。

●冷気よけのパネルを立てる

NorGal/shutterstock.com

窓際(床上)に、冷気が直接部屋に入り込まないよう、「パネル」を立てるのも有効で、専用の商品も市販されてます。ちょっと見映えは悪いですが、段ボール箱などを広げたものを立てかけるだけでも効果があるので、試してみると良いでしょう。

このように「冷気」の入り口をなるべく塞ぎ、「部屋全体を暖める」、「人の体を直接暖める」二種類の暖房器具をうまく組み合わせて使用することが、快適な冬を過ごす大きなポイントになります。ぜひ、できるところから暮らしに取り入れてみてくださいね。

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