家計全体を見直すときに一番効率のいい方法は、電気代を減らすこと。その中でエアコン・冷蔵庫・照明・テレビに注目してください。この4つが使う時間が長く電力消費量が多い家電。使い方を工夫したり、買い替えも節電効率の高いモデルを選ぶなどで効果が得られます。エアコンなら設定温度を低めに設定。一人住まいなら部屋全体を暖めるのではなくカーボンヒーターなど部分暖房を活用。照明も使用時間の長いリビング・お風呂などをLEDに替えることで効果が得られます。

4つのなかでも1年中稼働している冷蔵庫は消費電力の高い家電。温度は夏以外であれば弱〜中に設定するなど季節に応じて設定することが大切です。さらに冷風口の前にはものを置かないようにし、冷気を回りやすくするため詰め込みすぎに注意しましょう。整理されていれば何がどこに入っているかすぐにわかり、ドアの開閉時間が短くて済みます。逆に冷凍室は凍ったものがお互いを冷やすため、ギッシリ詰めて冷却効果をアップ！

掃除機は使う場所によって吸引パワーの強・弱スイッチを使い分け、ムダな消費電力を抑えましょう。カーペットや絨毯は「強」、畳やフローリングは電気使用量が少ない「弱」でも十分キレイになります。もちろん大きなゴミやホコリを見つけたらこまめに拾いましょう。また普段からフローリングはシート型のモップをカーペットは粘着ローラーなどを使ったりするよう心掛ければ掃除機の使用頻度が少なくて済み、節約につながります。

15分間シャワーを出しっ放しにすると湯船１杯分のお湯を使ってしまいます。短時間で済ませるのはもちろんですが、水量を減らせる節水型のシャワーヘッドを取り付けるのもおすすめ。お湯の出る穴が小さく数も少ないですが、水圧が高いため使用感も問題なし。また洗面所やキッチンでは蛇口に泡沫アダプターを取り付けて。これは水流に空気を含ませて細かい泡をつくるタイプのもので、水はねを防ぐとともに使用量も抑えられます。

ムダを抑えながら上手に節約するのは生活の知恵。節約といっても無理なく続けられるものばかりなので、習慣づけてしまえば簡単です。また最近では省エネ家電も増えているので、家電を選ぶ際にはチェックしてみてください。