仕事終わりの帰り道、家に近づくと、ほっとして気が緩みがち。でも、家に帰って鍵をかけるまでは油断しては絶対にダメです。
電車から降りると、コンビニに寄って夕ご飯を買って帰るのが定番という人もいるかもしれませんが、いつも同じお店で一人分のご飯を買っていると、それは「女性の一人暮らしです」と知らせているようなもの。そこからあとをつけられるという可能性もあります。できるだけコンビニでの買い物頻度を下げ、買い物をするときも多めに買うなど、一人暮らしだと悟られないようにしましょう。
また、疲れたときや遅くなったときは近道をして帰りたくなるものですが、たとえ遠回りでも、少しでも明るく人通りの多い道で帰るようにします。怖いからと電話やメールをしたり、音楽を聴きながら歩いたりするのはNG。周囲の様子に気づきにくくなります。防犯ブザーになるスマホアプリなどもあるので、すぐに使える状態で、手に持っておくのはOK。万が一あとをつけられているような予感がしたら、手近なお店や人のいる場所に入るか、タクシーがつかまるようなら近距離でも乗ってしまうのもひとつの手です。
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犯罪に巻き込まれてから、「もっと対策しておけばよかった」「あんな行動しなければよかった」と後悔しても遅いのです。防犯対策をすることはもちろんですが、何か不安なことがあったら、家族や友人、場合によっては警察に相談してみましょう。一人暮らしでは自分の身を守るのは自分ですが、他の人の力を借りることも、自分の身を守ることにつながります。