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料理初心者必見!料理の腕が上がるレシピの読み方

「よし、料理をしよう!」と意気込んでレシピを眺めてみたけれど、「大さじ持ってないんだけど」「だし汁ってどこで買えるの?」なんて行き詰まってしまったこと、ありませんか?慣れない料理用語につまずいて、そこで諦めてしまってはモッタイナイ。料理を始める前に知っておきたい料理用語やレシピの基礎知識を紹介します。

maroke/shutterstock.com

「大さじ」「小さじ」「1カップ」とは?

レシピを見たら、絶対に出てくる「大さじ」「小さじ」という言葉です。この分量はどのレシピでも共通のもので…

大さじ=15ml
小さじ=5ml

大さじは小さじの3倍ということになります。小さじ3回で大さじ1になると覚えておくと、どちらかの計量スプーンしかない場合でも目安になります。

また、計量スプーンの測り方は粉末と液体で異なります。塩や砂糖などの粉末は山盛りにすくってから、平たいものですりきります。「大さじ1/2」はすりきったうえで、その真ん中に線を引き、片側を落とします。味噌やマヨネーズといった粘度のあるものも、すりきって測ります。一方、醤油やみりんなどの液体は、表面張力まで注ぎます。「大さじ1/2」はさじの深さの半分になります。

計量スプーンを持ってない場合、代用できるものとしておすすめなのがペットボトルのフタ。メーカーによってやや差がありますが、キャップ1杯が5~7mlなので、ほぼ小さじ1として使うことができます。大さじ1ではキャップ2~3杯程度。キャップで代用する場合は、最初は少なめに入れて、味見をしながら調味料を足していきましょう。

計量スプーンより多い量を量るときに使うのが計量カップです。その分量は…

1カップ=200ml

計量カップを持っていない場合に代用できるのは、ペットボトルや紙コップです。500mlのペットボトルの半量より少なめに入れれば、おおよそ200mlを計量できます。また、紙コップは200mlのサイズが多く、購入時のパッケージを見ると、注げる分量がわかるはずです。

ちなみに、計量カップで間違えやすいのがお米用の計量カップ。お米用は1カップ=1合=180mlです。料理用に使ってしまうと、必要量より少なくなってしまうので、注意してください。

なお、海外のレシピを見る場合は、大さじ(tbsp)、小さじ(tsp)、1カップとの記載があっても分量が異なることがあるので、注意してください。

MichelleLeePhotography/shutterstock.com

「少々」「ひとつまみ」「ひとつかみ」とは?

調味料や食材の分量には「少々」「ひとつまみ」「ひとつかみ」といった記載があることがあります。

まず、少々とひとつまみはどちらが多いのかというと、答えはひとつまみ。少々は塩などの粉末を親指と人差し指でつまんだ量、ひとつまみは親指と人差し指に中指も加えた三本の指でつまんだ量を指します。人によって指の大きさが異なるので、当然差がありますが、少量の調味料を加えたいときに使われる表現です。

また、ひとつかみは片手で軽く握った量のこと。だしを取るための鰹節であったり、パスタを茹でるときのお湯に加える塩であったりをざっくりと測るときに使われる表現です。

SydaProductions/shutterstock.com

「塩もみ」「塩ゆで」「塩抜き」「塩を振る」とは?

「塩もみ」「塩ゆで」「塩抜き」「塩を振る」など、「塩」のつく料理用語はたくさんあります。

塩もみとは、野菜などの食材に塩を振りかけて、手で揉み込むこと。水分が出て、しんなりとし、味が染みこみやすくなるため、漬物や酢の物を作るときによく行います。野菜の色が鮮やかになったり、傷みにくくなったりといったメリットもあります。

「塩ゆで」とは、熱湯に少量の塩を入れて茹でること。塩を入れることで、青菜などが色鮮やかに茹であがり、えぐみを抑える効果もあります。また、薄く塩味を効かせるために塩ゆですることもあります。

「塩抜き」とは、塩分を多く含む食材を水などにつけて、塩気を抜く作業のこと。塩蔵ワカメや数の子などを使うときに行います。1%程度の食塩水で塩抜きをすると、時間はかかりますが、食材が水っぽくならずに済みます。

「塩を振る」とは、食材にまんべんなく塩を振りかけること。20~30cmの高さから振ると、均一に塩が振れます。肉や魚は塩を振ることで、身が引き締まり、旨みが凝縮されたり、くさみを抑えたりすることができます。

Tobias1900/shutterstock.com

「だし汁」って何?

だしとは、食材を水につけたり、煮出したりして作るスープのこと。一般的にレシピに「だし汁」と書かれていたら、鰹節や昆布から煮出してとったものを示しています。

ただ、鰹節や昆布からだしを取るのはコツが必要な上に、お金も高くつきます。スーパーやコンビニでは「昆布だし」「カツオだし」「合わせだし」といった液体や顆粒のだしの素や、昆布や削り節、魚粉などの入った「だしパック」も売られています。液体や顆粒であれば、水に溶くだけで、簡単にだし汁が作れます。料理初心者や忙しいときには手軽なだしの素を利用するのがおすすめです。

gontabunta/shutterstock.com

「強火」「中火」「弱火」ってどのくらい?

レシピに「強火」「中火」「弱火」といった火加減が書かれていた場合、それに従うことでより美味しく料理を仕上げることができます。

強火とは、炎が鍋やフライパンの底全面にしっかり当たっている状態を示します。炒め物をしたり、焦げ目をつけたり、お湯をしっかり沸騰させたりするときに強火にします。鍋が小さい場合は、火力を最大にしていると、鍋底から炎がはみ出してしまうことがあります。はみ出た分はガスの無駄になってしまうので、少し弱めてください。

中火とは、炎の先が鍋底に軽く当たる状態を示します。もっともよく使われる火加減で、レシピに記載がない場合は、基本的に中火で調理します。

弱火とは、鍋底に炎が直接当たらない状態を示します。食材にじっくり火を通したり、しっかりと柔らかくしたりするときは弱火で調理します。

YuryStroykin/shutterstock.com

料理に慣れるまでは、できるだけレシピに忠実に料理を作ることが大事。分量の計測などは面倒に感じられるかもしれませんが、何度か繰り返すうちに、そのうち目分量もわかるようになります。基本的な料理用語が理解できていると、料理の腕がぐんと上がって、楽しさも感じられるようになりますよ。

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