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素っぴんで歩けそう&穴場感あふれる「巣鴨」ってどんな街?

【ランクインした調査】
●“すっぴん”で歩けそうな街ランキング【首都圏編】3位 https://www.homes.co.jp/cont/town/town_00114/
●2017年版 SUUMO住みたい街ランキング 関東版 穴場だと思う街(駅) ランキング 6位 
https://www.recruit-sumai.co.jp/press/2017/03/sumitaimachi2017kanto.html
●2016年版 SUUMO住みたい街ランキング 関東版 穴場だと思う街(駅) ランキング 3位

「巣鴨」駅

1903年(明治36年)開業の「巣鴨」駅は、現在JR東日本の環状線である山手線、都営地下鉄の三田線が乗り入れる接続駅となっています。都営地下鉄三田線は、「目黒」駅を経由して東急目黒線への相互直通運転を行っています。

■「池袋」までたったの2駅。さりげなく至便な「巣鴨」駅エリア

東京都豊島区巣鴨にある「巣鴨」駅。環状線であるJR山手線の、縦長長円のてっぺんより少し左、という位置と言えばイメージできる方も多いのでは。

4路線が乗り入れる大ターミナル「池袋」駅まで、JR山手線でたったの2駅4分という至便なロケーションながら、ターミナル駅の多い山手線各駅の中で「巣鴨」は、ややマイナーな存在感の駅だったのではないでしょうか。「とげぬき地蔵尊(高岩寺)」を訪れる年配者が多いことなどから「おばあちゃんの原宿」というコピーで全国的に知られるようになった今では、「すっぴんで歩けそうな街」「穴場」というワードで、渋さを好む若者の間でも人気が急上昇しているようです。

【アクセス】
JR山手線
「池袋」駅まで4分
「上野」駅まで11分
「東京」駅まで19分
「渋谷」駅まで19分
「目黒」駅まで25分
都営地下鉄三田線
「目黒」駅まで29分
「元住吉」駅まで52分(都営地下鉄三田線+東急目黒線)

■「巣鴨」駅エリアは鉄道と国道のクロスが要

鉄道の線路は、「巣鴨」駅をやや北よりの東から南よりの西に通り走っており、駅の脇ほぼ直角に交わる「白山通り」(国道17号・中山道。この地下を都営三田線が走行)が西よりの北から東よりの南に線路を渡っています。

「巣鴨」エリアとはこの「巣鴨」駅を中心とした線路と白山通りのクロス部分を覆いつつ、白山通りの両側を囲うように北西方面の都電荒川線「新庚申塚」駅手前あたりまでを含めた範囲といっていいでしょう。

■「巣鴨」エリアの味わい〜巣鴨地蔵通り〜

街の雰囲気も、線路と白山通りの描く十字の上下左右で異なります。

まずJR山手線の北側、都営三田線「巣鴨」駅方面、いつも人でにぎわう商店街エリアを歩いてみましょう。「おばあちゃんの原宿」たる「巣鴨地蔵通り商店街」は「白山通り」を渡ってすぐ始まり、「とげぬき地蔵尊(高岩寺)」の前を通って都電荒川線「庚申塚」駅手前の交差点まで、約800メートル続きます。

この通りはかつての中山道(旧中山道)でもあり、江戸中期から現在まで賑わい続けている歴史ある道です。

今どきなかなか見られないような、レトロな風情の店構えも多いこの商店街には、昔ながらの衣料品店、履物店、寝具店、甘味処、和菓子店、食堂、うなぎ屋さんなどがぎっしり。さながら観光地の様相です。ただ、ところどころに今様のドラッグストア、スーパー、業務用食料品店などもあって、地域の普段の生活をしっかりバックアップしている様子が伺えます。

この観光地然とした人通りの多いメイン通りを一本外れると、ふっと空気は閑静な住宅街のそれになり、ハッとさせられます。新旧入り混じる戸建て、集合住宅、医院、保育園、幼稚園、学校、公民館など「暮らし」に直結している建物が立ち並び、ある種、どこにでもありそうな、ありふれた風情に、不思議な安心感があります。

言ってみれば、気張ったり、気取ったりしなくてもいい。肩の力を抜いた「東京での暮らし」を、淡々と営めるような、地に足のついた暮らし感。このあたりが「すっぴん感」につながっているのかもしれません。

ですから、「利便性は欲しいけれど家賃は抑えたい」というなら、「巣鴨」駅と、都電荒川線「庚申塚」駅との真ん中あたりに住むのはいかがでしょうか。巣鴨の街の良さも堪能でき、「池袋」駅からタクシーならわずか10分強という便利さです。

■「巣鴨」エリアの深み〜大和郷〜

一方、JR山手線の南側、長円の内側に入るエリアは、白山通り沿道に突如とした都心感があり、また独特な印象です。

白山通り沿いに連なるビルには、名の知れたコンビニ、テイクアウト店や飲食店チェーンがほぼ網羅されているくらい充実しています。地場の店も含め、一人でふらりと入るのでも、家族連れでも、違和感なく溶け込めそうな懐の深さがあります。

白山通りから、名勝「六義園」に向かう通りの角には、絵本や児童書の草分け「福音館書店」があります。このおよそJR「巣鴨」駅のラインから東方向にある隣のJR「駒込」駅にかけては、ひっそりとした静けさに満ちた街路樹が道なりに、またゆったり造られた住まいが並んでいます。

このエリア、古くは加賀前田家の中屋敷で、明治期に三菱財閥の創業者、岩崎弥太郎氏が購入し、大正期に三代目久弥氏が分譲した「大和郷(やまとむら)と呼ばれる高級住宅地。最近でも、48億円近い「売物件」があったことが話題になりました。さもありなんと納得のいく街の品格が確かにあります。

この「大和郷」側、JR「巣鴨」駅南口出てすぐには、スーパー「サミット」があり、店内はお年寄りや家族連れで賑わっています。

「巣鴨地蔵通り商店街」側、北口からやや駒込方向に行くとスーパー「西友」があり、こちらも老若男女でいっぱい。いずれも地元に住む人たちの台所として機能していることが伺えます。

全体的に都内にしては物価も比較的手頃な印象で、暮らしやすさが伺えます。JR「巣鴨」駅の駅ビル「アトレヴィ巣鴨」は2010年開業ですが、書店併設カフェなど、都会的なテナントのラインナップに、若い世代の住人のニーズにも応えているように思えました。

庶民的なあたたかさと、格式の高さ。いずれも、長い歴史に裏打ちされた深みのある「巣鴨」エリアが注目されてきたのは、はりぼてではない「すっぴん」、いわば「本物」を見分けられる人が増えてきた証左なのではないでしょうか。

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